星のカービィWiiの感想を書いてみる。
昔登場した敵キャラが色々と復活した点、アクションも復活した物も含め、ファンであれば懐かしさでも楽しめる。
新たに追加されたアクションもあり、ぶら下がりや浮き輪が印象強かった。
基本カービィはホバリングで飛行できるため、ぶら下がりはあまり必要なさそうだが、実際あると冒険している感じがよく出ている気がする。
そして浮き輪…ついに水面を泳ぐようになった。
実際必要性はあまり無いが、カワイイから問題ない、カービィは楽しそうだ(意外にジャンプ、潜水へは楽に移行できるので有用か)。
とにかく細かい所も凝った作品になっている様だ。
コピー能力でも変化があった。
一部帽子のデザインが変化し、従来以上に能力を模したデザインになった。
要するに似たデザインの帽子が全く無い(例: 旧ストーン・旧ニンジャ)。
体色も1Pはピンク固定になり、能力ごとに変化しない。
これは多人数プレイを意識したのだろう。
参加者全員カービィであった場合、体色でしか各プレイヤーの判断ができないので、同じ能力の人と混乱しないようにする配慮だろう(鏡の大迷宮に近い要素か)。
おかげで能力も区別しやすくなった。
アクションではSDXに近く技が豊富、シンプルだった能力にも技が追加された点もある。
まさか!遂にこのコピーにも技がッ!!…という嬉しい驚きが多い。
一番驚いた点は、遊ぶ感覚が従来の2D版カービィにとても近い所だ。
初3D版である『星のカービィ64』では、カービィが無敵状態であっても、ゴルドーのような倒せない敵キャラは通過できず弾かれてしまう。
3Dカービィは敵キャラをすり抜けできない認識であったが、今作はそのような敵キャラも2D版と同様、すり抜けて通過できる様になっている。
2D版と同等の感覚になるのも納得できた。
少し残念な点を挙げれば、まず明らかに多人数向けである所。
OPムービーではカービィ、デデデ、ワドルディ、メタナイトら4人で冒険をする描写だが、1人プレイではカービィしか選択できない。
CPUでも他3人の活躍が見たかった(クリア後は不明)。
上記に加え、難易度がかなり易しいという点。
カービィは操作が簡単で、歯応えある難易度が売り、と言う考えがあったが、敵密度も低く、ボス戦も正直ゴリ押しでOKな感じなのでイマイチ手応えがない。
多人数向けならむしろ、もっと強くても良い、ボスが一方的フルボッコは悲しすぎる。
だがEX難易度なる物がある様なのでそちらに期待する。
総評すれば、とても面白い。
個人的には難易度がどうにかなれば、間違いなくSDX、USDXに並ぶクオリティだと感じる。